職人技術の世界をご紹介
様々な機械を自分の手足のように使いこなすために
Takumicsの東京のアトリエでは長年メーカーで鍛え上げた腕の職人2人がいます。
職人の1人はメーカーで財布や鞄のデザイナー兼職人、もう1人は元靴職人。
それに作業の丁寧なパートさん達、計4名。
アトリエの設備は工業用ミシン3台(平ミシン、腕ミシン、ポストミシン)革漉き機と呼ばれる革を薄く漉く機械、革に熱で焼印や金銀箔を押す機械式自動箔押機等、他にも職人専用の機械が多数あります。
そして先輩職人から譲り受けた工具や自ら足を運んで買い付けた昔のヨーロッパのビンテージ工具を駆使して細かい作業を行っています。
Made in Japanとして世界に誇れる技術と細やかさを持ち日々腕や知識の向上を目指し製作しています。
Takumics製品の製作工程
裁断
スウェーデン鋼という刃物で型を作りその抜型を革の上に乗せ油圧で抜く機械。革の繊維方向、原皮の傷などを考えながら革ロスが少ないよう効率よく革を裁断します。
ネン引き
熱したコテで革のヘリに飾りの線を引く作業です。曲線部分も綺麗に素早くパーツを回しつつ線を引きコバを同時に焼き締めます。
箔押し作業
温度、圧力、時間の三要素を革ごとに考えながら焼印や金銀箔を押します。機械の圧力が一定なので安定的に革にロゴを押すことができます。
コバ磨き
革のエッジを木の棒を使い、薬剤で磨きツヤを出す作業です。綺麗なツヤが出るまで磨きます。端の耐久性を持たせる意味もあり、ミシンと同じくメインの作業です。
革漉き
革の厚みを薄くする作業です。コバ漉き機という機械で革のヘリを漉いていきます。使うにはコツがいる機械です。
金具打ち
金具をプレスして革に打っていきます。
金具にはそれぞれに形があるのでハンドプレスの先の駒を金具にあったものに替えて押していきます。
パーツ組み立て
パーツを揃えて糊で接着し、綺麗に重ねて縫製しやすいようにハンマーで傷がつかないよう丁寧に叩き固定させます。
工業用ミシンによる縫製
職人の魅せどころ、この縫製がうまくいかないとステッチがゆがんだり糸がきれいにならなかったり、奥の深い作業で長い経験とミシンの調整やメインテナンスが必要です。
製品購入後のアフターケア
Takumics商品は内製で作られているので万が一の破損でも修理可能な破損状態の場合は修理対応させていただきますのでお問合せください。
廃盤商品や同じ革がない場合は似た革や金具ファスナーで対応させていただきます。